なぜヘアカラーを繰り返すと、髪がギシギシするのかご存じですか?


 

多くの美容室で使用しているヘアカラー(市販品も含む)は

1剤(アルカリ染料)と2剤(脱色剤)を混合して
化学反応を利用して髪を染めます。

わかりやすく説明すると、脱色と染色を同時しているのです。

勿論の事ですが、頭皮の上でこの化学反応を引き起こすので、
頭皮の弱い方がヒリヒリとしみるのは、この化学反応が原因なのです。

また、毛染めをして数週間すると「毛先が明るくなってきた!」
と感じるのは、日にちが経ったから明るくなったのではなく
実は施術を行った時点で明るく脱色しているのです。

そして、シャンプーなどにより染料が少しづつ流れ落ちてしまい
「明るくなった!」ような気がするのです。

ヘアカラーに使用する2剤(脱色剤)は・・
新生毛(新たに伸びてきた髪)に一度、染色する程度なら
パサパサ感やギシギシ感はございませんが、
繰り返し何度も何度も既染毛(一度以上染めた後色落ちした部分)
に使用するとキューティクルが破損されてしまいます。

特にホームカラーの場合・・
施術的に私達、美容師が行うように新生毛・既染毛といった様に
キューティクルの損傷の違う環境に区別なく染めているので
繰り返せば繰り返す程、毛先がパサパサ・ギシギシになってしまうのです

少し前に流行った泡で染めるヘアカラーなどは、
私達、美容師としては考えられない発想のヘアカラー剤です。


おすすめ!!カラー① 頭皮・髪のダメージを抑えたカラー

~草木染め~(明るくできるカラー)


 

根元のリタッチ部分(まだ染めた事のない新しい髪)には、
臭いも地肌への刺激も少ない低アルカリのヘアカラーで
白髪、黒髪をほんのり明るく染め上げます

既染部(一度以上染めた後色落ちした部分)には
うこん・きはだ・藍など日本古来の天然染料を使い
色落ちした部分を自然なブラウンに染めあげます

※リタッチ部分に使用する染料は低アルカリカラーですので
従来のアルカリカラーのような刺激はございませんが、
頭皮の敏感な方にはしみたり、
アレルギーを引き起こす可能性がございます。
市販品や従来のカラー剤よりかは低刺激ですが、
頭皮の弱い方は必ずパッチテストが必要です。


おすすめ!!カラー② アルカリ剤0%カラー

~ヘナハーブカラー~


 

ハーブをベースに染料とタンパク質を配合した

新しいタイプの白髪染め染毛料です。
アルカリカラーのように2剤(脱色剤)を使用せず、
水で溶くタイプのヘアカラーのため、
何度染めても髪がパサパサ・ギシギシする事はございません。
しなやかな質感でしっかり染めます。

※アルカリカラーではございませんので
頭皮に対する刺激はございません。
また髪がパサパサ・ギシギシする事もございませんが、
白髪をしっかり染めるためにジアミン配合しておりますので、ジアミンに対するアレルギーのある方は必ずパッチテストをして下さい。


おすすめ!!カラー③ ジアミン染料0%

~ノンジアミンカラー~

画像:メーカーより抜粋

7種類の天然成分のハーブエキス配合。ジアミン0%のカラー剤です。

刺激が気になる敏感肌の方、髪が細い方、ハリ・コシ・ツヤが無くなってきた方にもおすすめです。
化粧品等でカブレた、花粉症などアレルギーがある方はパッチテストをして下さい。


おすすめ!!カラー④ 植物カラー100%

~ナチュラルヘナカラー~

ナチュラルヘナ・ナンバンアイ葉をベースにハーブをミックスした

天然100%の植物染料です。
ヘナの効果により、髪にハリ・コシ・ツヤを与え
同時に頭皮のケアもできます。

※空気酸化が必要なため、染色後・・
白髪部分が2~3日間は淡いブルーな状態ですが
日にちが経つにつれて濃いデニムのような色に染まります。
パサパサ・ギシギシ感も
アルカリ・ジアミンに対するアレルギーも心配ありませんが、
植物に対するアレルギーがある方はパッチテストをして下さい。